大腸内視鏡
内視鏡について
「内視鏡」は1970年代から普及しはじめた、光ファイバー技術を利用した体内の状態を見るためのカメラです。現在では改良が重ねられて、より細く、小型化されています。内視鏡の先端には、CCDカメラ(Charge Coupled Deviceカメラ = 超小型のカメラ)が取り付けられており、胃や腸の中の病変を確認することができます。
モニターでリアルタイムに確認
大腸内視鏡の先端にあるCCDカメラでとらえた映像は、リアルタイムで、モニターに映し出されます。医師はその映像を見ながら、病変が無いか探っていきます。大腸内視鏡検査では、リアルタイムで大腸の中を確認することが可能なため、すこしでもおかしいとおもうところが見つかった場合には、カメラの角度を変えたりしながら、その部位の詳細を確認することが可能です。
ポリープなどはその場で治療可能
また、ポリープなどが発見された場合には、その場で切除することも可能です。ポリープの状態によっては切除しないという選択をする場合もあります。2cm以上あるポリープでも、切除は日帰りで入院が必要ないケースが多いです。小さいポリープの場合は、切除後の生活制限がほとんどないケースもありますが、大きなポリープの場合は、1週間程度の間、食事や飲酒などに制限がある場合もあります。